「いびき」とは睡眠時の呼吸による雑音のことです。寝ているときは舌や喉の周りの筋肉も緩むため気道が狭くなり、空気が通るたびに周囲の粘膜が震えて音を出してしまいます。
「いびき」には心配のないいびきと注意が必要ないびきがあります。
★心配のないいびき・・・鼻づまりや疲れたとき、飲酒のときだけのいびきやグーグー、ガーガーといった規則的なリズムのいびき
♦いびきは睡眠の質を下げてしまうので、眠っても疲れが残ったり頭がボーッとしたり生活に支障がでることがあります。そこで生活のなかで簡単にできる対処法をいくつか紹介します♦
①横向きに寝る
仰向けに寝ると重力で気道が狭くなるため横向きに寝るよう意識しましょう
②肥満気味の方は減量する
喉の周囲にも脂肪がつき気道が狭くなります
③寝酒を控える
お酒を飲むと喉の筋肉が緩み、気道がふさがりやすくなります
④寝室の湿度を整える
部屋が乾燥していると鼻がつまりやすくなりいびきを悪化させます。枕元に濡れタオルを置いたり加湿器を利用してください
★注意が必要ないびき・・・常習的な大きないびき、奇異な音のいびき、今までいびきをかいていなかった人が突然かき始めた大きないびき
♦この注意が必要ないびきには以下のような病気が潜んでいることも考えられます♦
①睡眠時無呼吸症候群
睡眠時に無呼吸と低呼吸が繰り返される病気。眠りが浅いため日中の眠気や疲労感を伴います。
②脳梗塞
脳の異常によって舌のまわりの筋肉が緩むといびきが出ることがあります。
③甲状腺機能の低下
甲状腺機能の低下によって舌が大きくなり気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。
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