アサヒ薬局 『元気通信』 7月号より
太陽の光を浴びて自らの栄養を作り出す植物に多く存在する色素成分「カロテノイド」。
この色素は体内で生じる毒性の高い活性酸素を消去する“抗酸化力”がとても高いのです。
食品に含まれる主なカロテノイドは次の5種類があります。
①βカロテン にんじんやかぼちゃなど
<体内に入ると、必要な分だけビタミンAに変換され、
ガンや感染症などから身を守ってくれる>
②リコピン とまとやスイカなど
<抗酸化力が強く、紫外線によるダメージから肌を守る。
前立腺ガンや乳がんのリスクの軽減。しみ、シワの予防>
③ルテイン ほうれん草やブロッコリーなど
<目の網膜の組織「黄斑」に蓄積し、光による活性酸素から目を守り、
加齢黄斑変性などの目の疾患を予防、改善>
④ゼアキサンチン パプリカやトウモロコシなど
<ルテインと同様に活性酸素を消去する力が強く、
特に目の網膜組織で働く>
⑤βクリプトキサンチン 温州みかんやオレンジなどの柑橘類
<抗酸化力が強い。閉経女性の骨粗しょう症発症リスクを抑える。
肝機能障害、動脈硬化などの予防>
これらのカロテノイドの“抗酸化作用”が動脈硬化や糖尿病、
脂質異常の予防や老化、ガンの発生を防いでくれるのです。
また、妊娠期にカロテノイドをしっかり摂取することで
赤ちゃんの成長促進につながります。
カロテノイドがバランスよく含まれているバイオリンクをおすすめします。
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